市民の署名をもとに井手よしひろ県議ら公明党の働きかけで実現
 国土交通省や日立市、高萩市、北茨城市、十王町などから構成される日立地区常磐自動車道社会実験推進協議会(会長:樫村千秋日立市長、議長:山形耕一教授・茨城大学工学長)は、8月17日(火)協議会を開催し、平成16年産の社会実験「日立ラクラク拡大実験!!」を、9月10日(金)から実施することを決定しました。
 平成15年度、国において有料道路の料金に係る社会実験(地方からの提案型社会実験)が創設され、昨年11月10日から12月10日までの1ケ月間、常磐自動車道の日立大田、日立中央、日立北の3つのインターチェンジ間において料金割引(約50%)に関する社会実験を実施しました。
 この結果、この3インターチェンジ相互間の交通量は、平日で約1.7倍に増加した一方、日立市内の国道6号などの交通量が約4%減少しました。また、期間中は、高速道路料金が1日約60万円減収となりましたが、渋滞緩和による時間短縮効果は1日約1500万円(試算)に上ることが分かりました。
 平成16年度は、国の「地域における課題解決型社会実験」として、国道6号の高萩市、北茨城市における交通混雑や、通勤圏、生活圏などの実態を考慮するとともに、広域化に伴う利用者の動向を十分に把捉するため、実施期間を昨年の3倍の3ケ月間とし、区間を約2倍の北茨城インターチェンジまでと、それぞれ拡大して実施することとしました。
 また、割引率による交通状況の変化や高速道路の減収などを把捉するために、最初の1ケ月間は約3割引き、2〜3ケ月別は約5割引きと、割引率を変更して実施します。
3割引実験:9月10日〜10月9日
 日立南太田〜日立北:450円(現行650円)
 日立南太田〜北茨城:750円(現行1100円)
半額実験:10月10日〜12月9日
 日立南太田〜日立北:300円(現行650円)
 日立南太田〜北茨城:550円(現行1100円)
割引対象:日立大田、日立中央、日立北、高萩、北茨城の5インター間相互通行
実施時間:24時間(終日)
実施車種:全車種
問い合わせ先:日立地区常磐自動道社会実験推進協議会
 (日立市都市建設部都市政策課内)
  0294(22)3111内線270,261
  0294(21)0141(臨時直通電話)
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常磐自動車道の割引実験の経緯
2004年9月10日 日立ラクラク拡大実験を実施予定(12月10日までの3ヶ月)
日立南大田・日立中央・日立北・高萩・北茨城間を3割引と5割引きで実験
2004年8月17日 日立地区常磐自動車道社会実験推進協議会を開催。
「日立ラクラク拡大実験!!」の概要について公表
2004年2月27日 石井啓一衆議院議員(公明県代表)、井手県議、日立市議などが、国土交通省に榊正剛道路局次長、金井道夫有料道路課長を訪ね、割引実験の平成16年度の拡大実施を要望
2003年11月10日 日立ラクラク大実験を実施(12月10日までの一ヶ月)
日立南大田・日立中央・日立北間を5割以下に割り引き
2003年8月4日 日立地区常磐道社会実験推進協議会が発足。
2003年6月17日 国交省「有料道路の料金に係る社会実験」の公募スタート。
2003年6月15日 市議会で公明党助川吉洋議員が質問。
2003年6月10日 県議会で自民党菊池県議が社会実験を取り上る。政党の枠を越え運動が広がる。
2003年3月11日 県議会一般質問で、公明党井手義弘県議が土木部長に質問。
2003年2月27日 石井啓一衆議院議員(公明県代表)が国会において常磐道での通行料値引きを提案。
佐藤道路局長は、15年度予算案に社会実験予算300億円を計上すると答弁。
2003年1月9日 井手県議ら公明党県議団、橋本昌知事に常磐道を活用した渋滞緩和策への支援を要請。
2002年8月23日 国土交通省佐藤道路局長に要望書提出。
石井衆議、井手県議、額賀俊彦市議が出席。
2002年6月18日 県議会総務企画委員会で井手県議、常磐道を活用した渋滞緩和策への県の支援を要望。
2001年4月3日 常磐高速道を活用した渋滞解消策を求める署名
38500人分を日立市長に提出。
2001年3月5日 市議会代表質問で公明党鈴木峰造議員が常磐道を活用した渋滞緩和策を質問。
2001年2月5日 署名運動を展開。短期間に38,500人の署名をいただく。
2001年2月2日 井手よしひろ県議がホームページを開設。(http://www.jsdi.or.jp/~y_ide/hiway.htm)
1987年6月1日 額賀俊彦市議(公明党所属)が常磐道半額助成を初めて提案。