9月6日、つくばエクスプレス(略称:TX)の第3萱丸高架橋工事で無断で補修工事が行われた事件について、工事を発注した鉄道・運輸機構は、9月3日に決定した見解と今後の措置について公表しました。
「つくばエクスプレス高架橋」についての見解及び今後の措置について
鉄道・運輸機構
  1. 週刊誌FLASHの記者からの情報に基づき調査したところ、当該高架橋において機構が未確認の補修跡が発見された。
  2. ボーリングによるコア採取や打音検査などによるこれまでの調査結果から、補修の範囲は確認できたが、補修方法等について機構は直接確認しておらず、健全と断定できないことから、補修箇所を全て取り除き、機構確認のもと再補修を速やかに行う。
  3. 再補修後、当該高架橋が主要の強度を確保していることの確認試験を実施する。
  4. 上記2及び3については、鉄道総研のアドバイスを受けながら実施する。
  5. 当該高架橋以外の鉄筋コンクリート構造物については、前線を捜査して既存の補修記録と照合し、記録にない補修があれば更に詳細な調査を実施する。
 補修箇所を完全に撤去して、補修をやり直すことは当然のことです。その際、手抜き工事を行った清水建設JVがその作業を行うのでしょうか。他の業者に補修を行わせ、その代金を清水建設JVに請求するといった仕組みは法的には出来ないのでしょうか。
 また、県の公共工事への入札指名停止など制裁措置を検討すべきだと考えます。
<リンク>つくばエクスプレスで清水建設JVがズサン工事
<リンク>独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構のHP