●北野たけし監督「座頭市」や大河ドラマ「武蔵」など、波及効果は2億3000万円
FC  県の企画部フィルムコミッション推進室(FC推進室)のよると、2002年10月から1年間に県内でロケされた映画、テレビ番組は計78作品に上がり、撮影隊の来県に伴う経済波及効果は2億3000万円に及ぶことがわかりました。
 県は一昨年10月に、映像制作のロケ地探しや撮影の際の支援を行う窓口を統一して、FC推進室を設置しました。FC推進室は市町村などとも連携、県内のロケ地のPRに努めてきました。県内でのロケ件数はFC推進室設置前の02年上半期が13件だったのに対し、同下半期が19件、03年上半期は59件と急増しています。
 茨城県は、首都圏から距離的に近く、高速道路などを利用して短時間にロケ地にはいることができます。また、筑波山や太平洋の海岸など、変化に富んだ風景が得られます。さらに、ワープステーション江戸などの施設も充実し、映画やテレビの撮影に好条件が整っています。
 昨年9月末までに県内を訪れた俳優や撮影スタッフは延べ1万8500人で、宿泊費や飲食費など県内での消費総額は1億6000万円に上る計算になります。経済波及効果まで含めると2億3000万円。またロケ地のPR効果をCM料に換算すると2200万円に相当するとFC推進室では説明しています。
 主な撮影作品はビートたけし主演でヒットした「座頭市」、県が出資した「HAZAN」、今話題の「半落ち」などの映画や大河ドラマ「武蔵」などのテレビ番組で、県民がエキストラやボランティアスタッフとして参加したケースも多くみられます。
 県のFC事業は、映画やドラマを通して茨城の良さが再発見できれば、二重の意味でメリットが多い事業です。
常陽リビングのホームページより