旭村の合併相手を問う住民投票が、9月19日に実施されました。
鉾田町・大洋村との合併:3104票
大洗町との合併:3027票
合併せず独立:286票

との結果になり、わずか77票の小差ではありましたが、鉾田・大洋・旭の一町二村の合併が選択されました。投票資格者数は20歳以上の9396人。投票率は68.59%で、条例による有効投票率の50%を大きく超えました。
 旭村では合併相手を巡って二転三転してきました。
 1月の村のアンケートでは63%の村民が大洗との合併と回答しました。しかし、鉾田・大洋派の「旭村の未来を考える会」(細谷順代表)は「1世帯に1通のアンケートでは、村民の正しい声は反映されない」と主張し、鉾田町・大洋村の合併協設立を求める住民請求を起こしましたが、6月に村議会が否決されました。
 反対に、大洗町との合併協設立も7月に否決され、旭村の合併の行方は混沌となりました。
 その後、大洗派の住民が合併の枠組みを決める住民投票を求めて署名を集めましたが、8月になって酒井村長が住民投票条例案を提出。その条例が、村議会で可決されて今回(9月19日)の投票となりました。
 旭村では10月10日にも、合併特例法に基づく住民発議による、鉾田町・大洋村との合併協議会設立の是非を問う住民投票が行われます。