年金未加入問題が政治家のパフォーマンスの道具に!?
K氏は、1999年4月のK市議選で初当選しましたが、2002年12月には県議選に挑戦し落選しています。2003年の統一選で市議に返り咲きました。
市議会議員になって、既に5年以上が経っています。その間、県議選にも挑戦しました。なぜ今、委員長を辞任するのか、その理由は多くの市民のとって納得できないものでしょう。「自分の未払いを公表することで、若い人の未納の理由を代弁できると考えた」「身近な市議が責任を取ることで、政治家へのイメージが少しでも変わってほしい」とのことですが、委員長の役職を辞することで、年金未加入の責任はとれるのでしょうか?
年金の本質論が全く無視されて、政治家のパフォーマンスの道具になっている。とても悲しい現実です。
YOMIURI ON LINE(2004/5/30)遂に年金未納・未加入問題が、地方政治家のパフォーマンスに使われる珍事が起こりました。読売新聞の茨城版に載った記事を引用させて頂いています。本文は、もちろん具体的な市の名称や市議の名前も入っています。私は、K氏を、個人的に批判する気は全くありませんので、イニシャルで表現させていただきます。
K市議会環境経済委K氏、委員長職辞職へ
年金保険料、約10年間未納で
K市議会で環境経済建設委員長を務めるK市議(34)が、1989年から2000年までの約10年間、国民年金の保険料を支払っていなかったとして、委員長職を辞職することが、5月29日わかった。
K市議は二十歳になった1989年、国民年金への加入義務が生じたが、加入の手続きを取らなかった。そのため、95年には社会保険庁から、加入の手続きと、未加入期間分の約30万円の保険料納付を求める催告状も届いた。2002年12月ごろ、市役所に相談し、現在は、月々の保険料と、過去二年間の未納分を分割で支払っている。
6月18日の同市議会定例会の委員会初日の終了後、副委員長に辞表を提出する予定。市議会の規定では辞職は委員会の同意が必要で、審議後に採決が行われる。
K市議は辞職の理由について「自分の未払いを公表することで、若い人の未納の理由を代弁できると考えた」と話し、「身近な市議が責任を取ることで、政治家へのイメージが少しでも変わってほしい」と説明している。
K氏は、1999年4月のK市議選で初当選しましたが、2002年12月には県議選に挑戦し落選しています。2003年の統一選で市議に返り咲きました。
市議会議員になって、既に5年以上が経っています。その間、県議選にも挑戦しました。なぜ今、委員長を辞任するのか、その理由は多くの市民のとって納得できないものでしょう。「自分の未払いを公表することで、若い人の未納の理由を代弁できると考えた」「身近な市議が責任を取ることで、政治家へのイメージが少しでも変わってほしい」とのことですが、委員長の役職を辞することで、年金未加入の責任はとれるのでしょうか?
年金の本質論が全く無視されて、政治家のパフォーマンスの道具になっている。とても悲しい現実です。