完成した鵜捕り場を崖の上から撮す
 十王町伊師浜海岸で行われていた鵜捕り場の再築工事が完成し、テープカット並びに祝賀会が開催されました。橋本昌県知事、鵜飼開催自治体の関係者、工事関係者などが一堂に会し、工事の無事竣工を祝い、今後の鵜飼文化の発展を誓い合いました。
建設経過報告
平成15年6月19日
  高波による浸食のため、ウミウ捕獲場崩落
平成15年9月4日
  福岡県杷木町で開催された「全国鵜飼サミット杷木大会」において、崩落状況を報告
平成16年2月10日
  ウミウ捕獲場再築及び捕獲技術保存協議会が設立
平成16年2月16日
  ウミウ捕獲場再築及び捕獲技術保存協議会が茨城県橋本知事に支援を要請
平成16年4月1日
  日本シビックコンサルタント(株)と実施設計業務契約を締結
平成16年6月18日
  国土交通省まちづくり交付金事業が内示
平成16年6月21日
  (株)熊谷組とエ事請負契約を締結
平成16年10月19日
  ウミウ捕獲場再築工事が竣エ

1年4か月ぶりウミウ捕獲作業、3日間で10羽捕獲
 10月30日現在、28日から再開された捕獲作業で、3日連続で計10羽が捕獲され、全国の鵜飼い関係者などをほっとさせています。新しい捕獲小屋や、再建工事のための樹木伐採などで、周辺の景色が大きく変化しており、警戒心の強い渡り鳥のウミウが、これまで通り鵜捕り場に止まってくれるかが懸念されていました。
 ウミウの捕獲数は、初日の28日が2羽、29日が3羽、30日が5羽となっています。ウミウ捕獲技術伝承者の沼田弘幸さん「最初の一羽を捕まえた時は、ほっとした。全国の鵜飼(うか)い観光地から41羽の注文がきているが、なんとか目標は達成できそうだ」と、読売新聞地方版(2004/10/31付け)のインタビューに答えています。