10月24日、井手よしひろ県議は、水戸市東原から茨城町桜の郷に移転新築された国立病院機構水戸医療センター(池田成昭院長)を視察しました。
旧病院は1965年に建設されましたが、老朽化と狭あい化が進んだため、県が「人にやさしいまちづくり」のモデルとして整備している「やさしまさのまち『桜の郷』」の中核施設として移転新築されました。約7.1ヘクタールの敷地に、地上8階・地下1階で延べ床面積約42800平方メートルの新病院を建設されました。
建物の面積は旧病院の1.7倍に拡充されました。建設費は約200億円。診療科目23科、病床数は500床です。
患者一人当たりの占有面積を広げたり、4人床に各患者専用の窓を設ける、個室(1泊8千円〜2万円)を56床に増やすなど、QOL(療養環境)を向上させる取り組みを行いました。
患者搬送用のヘリポートや手術室までのエレベーター、救急外来専にレントゲン室などを備え、救急体制を整備しました。
また、産婦人科病棟には、入院から退院まで同じ個室で過ごせる「LDR室」(陣痛・分娩・回復室)が整備されました。さらに、公明党の働きかけにより「女性専門外来」の開設も検討されています。
今後は、旧国立水戸病院の跡地利用が大きな課題となってきます。