井手よしひろ県議らが、かねてから主張していたインターネットのホットスポットを県庁舎や関連施設に設置する事業が、11月1日からスタートしています。
 ノートパソコンやPDAの無線LAN装置といばらきブロードバンドネットワーク(IBBN)を接続して、県庁舎や地方総合事務所、県立図書館などから自由にインターネットに接続できるようにすることは、ユビキタス社会を、茨城の地でいち早く実現するためには、県が先導的に行って行くべき事業です。
 11月から利用できるようになった県の施設は、県庁舎の2階ロビーと11階の喫茶スペース、水戸・常陸太田・鉾田・土浦・下館の各地方総合事務所ロビー、県立図書館の2階ばど8カ所です。
 利用に当たっては、無線LANを装備したパソコンまたはPDAと身分証明書を持参し、受付を行います。受付は、使用申請書を記入し、身分証明書を提示します。受付が完了すると、説明書と当日のみ有効なIDとパスワードが交付されます。その後、所定の場所で、インターネットの閲覧やメールの受送信が可能になります。
 こうしたホットスポットの提供を県が独自に行っている都道府県は、茨城県は秋田県に続いて国内2番目です。
 井手よしひろ県議は、11月12日昼休みに、実際に県庁内で無線LANの接続を試みました。
 まず、2階の総合案内カウンターで、無線LAN接続の受付場所を問い合わせました。案内担当者から、8階の情報政策課窓口を紹介されました。
 情報政策課の窓口には無線LAN受付の表示がある場所で、身分証明書を提示し、申請書を記入します。
 ここで当日限り有効のIDとパスワードが交付されます。
 ここまでの手続きに、移動時間も含めて約15分程度掛かりました。
 11階の喫茶コーナーに移動して、無線LANの設定を行いました。OSがWindowsXPであれば、説明書どおりに設定して、約10分程度掛かりましたが、無事に接続完了しました。表示では、どの場所でも最高レベルの電波強度を示し、速度も申し分ありませんでした。
 利用状況は、一日2〜3人程度とまだまだ低調なようです。
 県庁舎では受付が8階の情報政策課の窓口まで行かなくてはならない、そのつど受付を行わなくてはならないなどの煩わしさがあります。
 受付を2階の総合案内所行うことができないか、毎日IDとパスワードを変える必要があるのか(一度、登録すれば、繰り返し使っても良いと思います)などの検討を行うよう、担当者に申し入れしました。