井手よしひろ県議は、茨城県警察本部に「オレオレ詐欺」対策の強化を強く要請しています。2月5日付けで昨年の被害状況の集計を依頼しました。
 その結果によると、初めてオレオレ詐欺被害が受理された昨年3月11日以来、12月末までに、総件数で160件(未遂75件を含む)の被害が発生しました。被害総額は、約7800万円に上り、最高被害額は500万円に達しました。100万以上の高額被害が24件もあったことが分かりました。
 県警では、取り締まりを強化すると共に、
1.相手の名前や電話番号を確認する。相手より先に孫や息子の名前を言わない。
2.いったん電話を切り、必ず名乗った息子、孫にこちら側から確認の電話を入れる。
3.家族から、高齢者に「オレオレ詐欺」の話しをして、注意を喚起する。
などの点を呼びかけています。
1.被害状況(2003年3月11日〜12月31日)
●発生件数 160件(うち未遂75件)
●被害総額 7800万円
●最高被害額 500万円
●100万円以上の被害件数 24件
●70歳以上の被害者数(未遂を含む) 87人
2.被害の具体例
電話を掛けてきて「オレだよ、オレ」などと名乗り、電話に出た家族が、息子や孫と思い、「○○○か」と名前を尋ねると、「そうだよ○○○だよ」と答えて信用させて用件を言う。
<交通事故の修理代金に絡むこと>
■交通事故で車にぶつけたのでその修理代金を払ってほしい
■ヤクザの車にぶつけて修理代を払わないと返してもらえない
■借りた車をぶつけたので修理代を振り込んでほしい
<借金の返済に絡むもの>
■ヤクザにお金を借りてしまった。返さないと解放しないといわれている。
■どうしてもお金がいる、高利貸しから金を借りて、今日中に返さないといけない
<妊娠・中絶費用に絡むもの>
■彼女が妊娠しちゃって、その中絶費用にお金が必要なんだ
<その他>
■警察官を名乗り、事故扱いをしないと称して修理代金を振り込ませる
■暴力団や金融業者を装って、「息子に金を貸したが返さない。今日中に返さないとぶっ殺す」などと脅し取る
3.注意点
1.相手の名前や電話番号を確認する。相手より先に孫や息子の名前を言わない。
2.いったん電話を切り、必ず名乗った息子、孫にこちら側から確認の電話を入れる。
3.家族から、高齢者に「オレオレ詐欺」の話しをして、注意を喚起する。